後遺障害認定,交通事故,弁護士

交通事故で後遺障害認定が受けれない

    

交通事故で骨折した際の入院期間は?

 骨折といっても、軽症のものから重症のものまでありますし、骨を折った部分によっても入院期間は違ってきます。検査入院だけの1日入院のこともあれば、1年ほども入院しなければならない場合もあります。交通事故で大型トラックに跳ね飛ばされてしまい、頭蓋骨を含めてすべての骨が折れてしまい脊髄までも損傷してしまったという最悪なケースもかんがえられます。こういった場合は年単位の入院が必要になってくるでしょう。

 腕や鎖骨のあたりの骨折ならば、比較的回復が早いのですが、足や頭蓋骨のあたりを複雑骨折してしまった場合は、1か月単位の入院は覚悟しなければならないでしょう。一般的に、骨が折れて1か月以上の入院を必要とするようなら重症の部類に入ります。更に、骨折した部分にボルトを入れて補強する手術をした場合は、1度退院したあと再入院してボルトを取る手術を受けなければならないので入院が長期化することがあります。

 また、ひどい骨折をしていると骨だけの損傷ではなく神経まで損傷している場合があり、手術した後も骨折した部分を上手く動かせないことが多いようです。そういった場合は、リハビリが必要になり入院が長くなることがあります。特に、足や腰を骨折してしまった時は完治したとしてもリハビリが必要になり入院生活を続けなければならなくなります。交通事故の状況や状態によっても入院期間は変わってきますので、必ず担当の医師に相談し支持に従うようにしましょう。また、後遺症が残ってしまった場合は、弁護士基準と呼ばれる被害者が本来裁判を打てば受けられる金額の水準で加害者へ賠償金を請求すべきで、そうすると加害者の保険会社が提示してくる示談提示の金額とは全く異なり大幅に増えることがほとんどです。その金額水準で示談交渉をするために交通事故弁護士の無料相談も受けることをすすめます。

交通事故の慰謝料の計算方法と相場

 交通事故の被害者は、ケガや物損に加えて入院や通院をしたり仕事を休まざるを得ないことなどにより精神的にも大きな苦痛を受けます。この、精神的な苦痛に対する賠償金が慰謝料で、慰謝料は被害者が加害者に損害賠償請求できる項目のひとつです。医療費や物損費用が実費であるのに対し、精神的苦痛という性質上個人差が大きく相場が決めにくいのが慰謝料の難しい点です。

 そのため、同じような交通事故なのに金額に大きな違いがあるという不公平を減らすよう、交通事故の慰謝料には計算方法が定められています。この交通事故の慰謝料の計算方法はひとつではなく、自賠責基準・任意保険基準・裁判基準と3つありどの計算方法を使うかにより慰謝料の相場が変わってきます。この3つの基準のうち、計算方法が公開されているのは自賠責基準と裁判基準です。自賠責保険は、交通事故の被害者が最低限の救済を受けられるようにという目的で国が制定した保険です。そうした背景があり、自賠責基準で計算される慰謝料は3つの基準の中では一番安く、逆に裁判基準では最も高額に計算されます。

 裁判基準は弁護士基準ともいい、裁判の判例を参考にした支払い基準を設定しています。また裁判基準については、最新の裁判の判例を参考にできるよう、また物価など社会的な情勢も鑑みて定期的に基準の見直しがされ、その内容は弁護士会の発行する赤い本・青い本として公開されています。慰謝料を含め、被害者が加害者にいくら損害賠償請求をするか、そしてその内容については被害者と加害者が話し合う示談交渉で決めます。この時、加害者側からは保険の示談代行サービスにより保険会社が交渉にあたるのが一般的です。
保険会社は支払う賠償金を少なくすべく安い自賠責基準を使って賠償金を見積もることがありますから、示談交渉で損をしないためには交通事故に詳しい弁護士に依頼して裁判基準を使った交渉をしてもらうのが一番です。

交通事故 連休に起きる交通事故

 連休だからこそありがちな交通事故のひとつに、飲酒運転があります。連休ということで観光先に車で出掛けたり、帰省することも多くなります。出先で気分がよくなり、ちょっと一口。お酒には強いから、数時間もすればアルコールも消えるだろうと思って一口。親戚に進められるがまま、「自分は大丈夫」という根拠のない自信から飲酒し、交通事故につながることもあります。一口のアルコールが抜けきるまで、個々の体質によって、数時間で消える人もいれば、数十時間かかる人もいます。たった一口のアルコールが重大な交通事故につながることが多い飲酒運転。

 「自分は大丈夫」という根拠のない自信は捨て、「飲んだら乗るな」を徹底することが、交通事故を避ける一番の近道です。また、連休だからこそありがちな交通事故のもうひとつに、居眠り運転があります。過労による居眠り。渋滞によるイライラからくる居眠り。外は暑く、車内はクーラーが効いて、心地いい空気になる車内には油断は禁物です。長時間のドライブには、時間を決めて、適度に休息をとるなど対策が必要です。渋滞をしていると気が張って、より疲れてしまいます。同乗者との会話も居眠りを避ける方法のひとつです。少しでも眠気を感じた場合は、一旦休憩をとり、体を動かすのもいいことです。

 交通事故を起こせば、折角の楽しい連休も一瞬にして、最悪な連休に様変わりしてしまいます。少しの気付き、少しの休憩で、連休にありがちな交通事故を避けることができるでしょう。飲酒運転でもし事故にあうと、加害者は当然罪が大変重くなりますが、被害者は過失割合が大きく認定される可能性があります。不利な示談交渉になる場合がありますので、交通事故相談件数がとても多い弁護士法人に相談した方が良いでしょう。

 ただ、どの弁護士でも良いわけではありません。交通事故事件の処理件数や実績、依頼者の声などが掲載されているか等も参考に、自分の一生に一度ともいえる交通事故被害の損害賠償請求を信頼して依頼するのが良いです。